日本

愛犬との生活を送っていくうえでなくてはならない存在が「ドッグフード」ではないでしょうか。
そんなドッグフードついて改めて詳しく触れる機会というものは意外に少ないように思います。
愛犬の健康を守る大切なドッグフードについてここでは詳しく見ていきたいと思います。

日本初のドッグフードが作られたのは?どのようなドッグフードだったのか

まず、日本で誕生したのは1960年にさかのぼります。ドッグフードメーカー「ビタワン」がその初代となったのです。

当時、ペットフードの販売というものは日本に存在していませんでした。
ですから生まれた時には「米穀店」で販売されていたのです。
白い犬がぺろりと舌を出しているそのログマークは印象に残っている方も多いことでしょう。

ずいぶん昔に誕生したと思われるかもしれません。
しかし、人間と犬の共同生活の歴史が始まってからすでに2万年という時が経過しています。
これを考えると、ドッグフードの歴史はまだまだ浅いといえるでしょう。
とはいえ、決して犬をないがしろにしてきたというわけではありません。
時代を考えれば、人間の食糧不足問題が怒っていた時期もあるわけですから、当然であるとも考えられるかもしれません。

他国のドッグフード事業の歴史についても見てみよう

他国でのドッグフードについてですが、初めて事業化されたのは1860年のイギリスまでさかのぼります。
犬用のビスケットがその始まりなのです。
日本の歴史と比較をするとその差はなんと100年近いものになるのです。

そのころ、イギリスの船員たちの航海の際の食料として重宝していたのがビスケットでした。
そして、このたびを終えて帰港した際にはこのビスケットは捨てていたのです。
波止場に捨てられたビスケットを犬が食べているのをたまたまみたことがキッカケとなったのです。
その当時は、安価に製造をすることが主となっていたために穀物のカスに端肉を混ぜ合わせたものでした。

進化し続けるドッグフードとその未来について

ビスケットが始まりとなったドッグフードですが、今では様々な種類のものが販売されています。

犬種別・犬の年齢別もしくは医療的な意味合いから療養食タイプなど幅広いものとなっています。
これは、犬の健康を守るためにも非常に良い事といえるでしょう。
また、ドッグフードは今もなお進化しています。
無添加製品ばかりを取り扱うドックフードメーカーから、独自のブレンドを行っているメーカーなども増えているのです。

ドッグフードの種類のタイプも幅広いものとなりました。
カリカリとした食感の「ドライ」
ある程度の噛み心地のある「ソフトドライ」
年を重ねた犬でも食べやすい「セミモイスト」
療養食などにも用いられやすい「ウエット」などさまざまです。

事業者側の策略という事ももちろん考えられるのですが、犬に合わせられるというのは飼い主にとってうれしい事といえるでしょう。

そうして進化や発展を遂げてきたペット業界ですが、たとえば100年先の未来にはどのような姿になっているのでしょうか。
もうこの状態をキープするのではないか?と考える方もいらっしゃいますが、現段階もまだまだ進化を遂げていますから、私たちの想像を優に超えるまったく違った形でのドッグフードが生まれているという事も考えられるでしょう。

愛犬の健康を守る存在に

今回は、ペットフードの歴史などについて見ていきました。
食事としてではなく、状態や健康を守る存在となったペットフード。
犬によって好みもありますし、飼い主の考えというものもあることでしょう。
それらに合わせられる環境が整えやすくなったということは、非常に事ともいえるのではないでしょうか。