犬と人間は寿命の長さが違いますから、殆どの飼い主が見送る側になります。
見送る人間にとっても、そんな飼い主を残して逝かなくてはいけない犬にとっても、別れはとても悲しいものです。。
出来る限り、長く一緒にいたいと思うのは、どの飼い主にも共通している願いだと思います。
愛犬が長生きするため、そのポイントについて押えておいて欲しいと思います。
愛犬が長生きするための秘訣ランキング
- 病気、怪我の予防
- 毎日の食事
- 愛情
- 睡眠
- 運動
まず第一に、フィラリア症の予防が大切です。住む地域や環境によって発症率は異なりますが、蚊を媒体とするこの病気は、予防(正確には駆虫)しないと確実に感染し愛犬の体を蝕んでいきます。次に、混合ワクチンです。毎年、接種する必要があります。
そして、事故で怪我を負い亡くなってしまうこともあります。ノーリードでお散歩しない、家から脱走させないといったことが大切です。
犬も人間同様、口に入れるもので身体は形成されます。犬の体に必要な栄養を、毎日摂取させること。そして、余計なものを与えないことです。犬に、人間の食事やお菓子を与えないでください。良質なドッグフードと、水だけで十分です。そして、標準体重の維持を心掛けましょう。
愛情の大きさは、犬の幸せに比例します。幸せな生を犬も長く生きたいと思うことでしょう。犬の異常をいち早く察し、さみしい思いや、つらい思いをさせないようにしましょう。言葉を話せない犬の気持ちや状態を理解する気持ちも大事です。
愛情を注ぐことでストレスも減り、病気になりにくくなるので長生きの秘訣と言えます。
充分で快適な睡眠時間は、犬の心身の健康にとって必要不可欠です。
犬の睡眠時間は成犬で約12時間、人間に比べて長い理由は、野生だった頃の名残があるからです。
敵の襲来に備え、眠りが浅いので、犬はほんの少しの物音や振動で起きてしまいます。
外敵から身を守るための習性は、飼い犬となっても続いています。
飼い主を信頼し、家が安全であると理解した犬は、長く良質な睡眠で心身ともにリラックスでき、ストレスもたまらないので病気になりにくくなります。
新鮮な空気を吸わせながら、定期的な運動をすることは、長生きに欠かせません。
外で受ける様々な刺激は、脳を活性化しますので、散歩は体や心の老化に良い効果をもたらすでしょう。
その他、定期的に健康診断を受けること(去勢や避妊も含め)
犬に生きがいや喜びを与えることも、長生きの重要なポイントになります。
世界の長寿犬
世界最高齢犬として29歳5ヶ月のオーストラリアの牧牛犬が有名です。
イギリスやアメリカでも、28年以上生きた犬がギネスで公認されていますし、日本ではプースケが27年近く生き、長寿犬として名を知られています。
長寿犬を見ると、犬種に決まりがないことがわかります。
犬の長生きのポイントは遺伝や体質だけでないのです。
愛情のかけ方を間違うと犬は長生きできません
苗の成長を手伝おうと、宋の人が苗を引っ張って、枯らしてしまったことを助長と言います。
間違った力添えをして、結果害してしまうことを表す故事です。
犬に長生きして貰おうと、食事を過剰に与えたり、構いすぎたりすることは、これに当たってしまいますので、犬の知識を深め正しいケアをして下さい。
間違った愛情は、かえって犬の寿命を縮めてしまう恐れがあります。
長生きの秘訣は犬への気遣い
飼い主が愛犬と一緒に長くいたいと思うこと、愛情を持って接し正しい知識を深めること。
そんな風に愛犬のことを気遣ことが、長生きの最大のポイントだと思います。