動物愛護センターという言葉は聞いたことがあると思います。
愛護センターからは保護した動物を引き取ることが出来るのですが、その流れをご存知でしょうか。
今回は動物愛護センターから動物を引き取るまでの流れをご紹介します。
動物愛護センターとはどういうところ?
まずは簡単に愛護センターについてお話します。
この施設は法に従い、行き場を失った犬・猫を引き取り保護する場所です。
保護以外にも、動物取扱業者への指導や登録の許可を出すこともそうですし、狂犬病の予防接種も行います。
さらにしつけの指導など、動物愛護を広める活動をしていますが、動物を殺処分する権限も持っています。
その方法はほとんどの自治体で二酸化炭素による殺処分で、平成26年度は犬が21593匹、猫が79745匹の合計101338匹が殺処分されました。
捨て犬や迷子の犬の場合にはおよそ1週間、飼い主が持ち込んだ場合には当日に殺処分されるのだそうです。
保護された犬や猫を引き取る流れ
まず行うべきは迎える準備をすることです。
引き取るためには飼育環境の聞き取り調査がありますから、これにクリアできるだけの環境を心構えが必要になります。
準備が出来たら、住んでいる場所の動物愛護センターに電話をして、里親になりたいということを伝えます。
訪問日程を決めて、実際に愛護センターまで向かいます。
この時に聞き取り調査がありますから、正直に答えるようにしてください。
クリアしたら、動物を飼育するにあたっての講習会を受けます。
最後に身分証と、借家や集合住宅の場合にはペットを飼っても良いと証明できるものを提出してから、譲渡を受けることになります。
注意としては動物愛護センターは公共機関で、土日祝日は休みになっています。
平日に電話をするようにしてください。
ペットショップに行く前に愛護センターから引き取ることも検討してみよう
ペットブームが続いていますよね。そのため、たくさんの犬や猫が生まれています。
その一方で人間の都合で行き場のなくなった動物たちが、沢山殺処分されているのです。
この現状はおかしいと言っていいのではないでしょうか。
犬や猫に罪はなく、人間がお金儲けのために増やしたにすぎません。
それなのに、やはり人間の都合だけで消されていきます。
このような可愛そうな命をひとつでも多く救うために、動物愛護センターに足を運んでみませんか。
ペットショップでは出会えない、運命的な出会いがそこにはあるかもしれませんよ。