街では今やいろいろな種類の犬を見かけるようになりましたね。ちょっと変わった犬を見ると、「これってなんて種類の犬?」っていいたくなるようなワンちゃんもいます。
そして、フッと思ったのが世界中には何種類の犬がいるのか、気になったので調べてみました。
世界には何種類の犬がいるの?
さて、世界中には公認されている犬種とそうでない犬種を合わせると、何と1000種類近い犬種があるようです。
その中で現在、犬種として公認されているのが340種類以上で、これは国際畜犬連盟(FCI)公認の数です。ものすごい数ですね。
品種改良によりできた犬種は?
そしてこの公認犬種のほとんどが、人間の手で品種改良されてできた犬種です。例えばトイプードルはもともとスタンダードプードルという大型の犬でした。プードルはフランス原の犬です。
しかし、品種改良が行われ大型から小型のミニチュアプードルが出きました。これでも今みんなが知っているトイプードルよりは大きいですね。
そしてさらに小型化が進み、18世紀にミニチュアプードルが誕生しました。そして現在は、ミニカッププードルといって、コーヒーカップに入る位のプードルが出てきています。プードルだけで4種類のプードルがいます。
このように、品種改良はそのほとんどが、人間が飼いやすいように小型化されたものが多く、逆にいえば現在の小型犬はそのほとんどが品種改良された犬といってよいでしょう。
そして、小型された品種は、もともとの大きさよりも弱くなっていることが多いようです。なので、小さくて可愛いからというだけではなくて、小さいなりの欠点を理解して飼うといいでしょう。
犬と人間との関係は永遠?
そして犬と人間の関係は昔から深いものがあります。犬は狩りや牧場などで人間と一緒に働いてきました。
その犬たちが、仕事がしやすいように猟犬などは徐々に改良されてきました。例えば人気のダックスフンド、長い胴を持った犬ですが、ダックフンドはもともと猟犬で穴に入りやすいように胴が長細くなっているようです。これも人間の都合で改良されたものですね。
また、ドッグショーなどでショードッグとして活躍するためにより極端な姿を求めて改良を重ねた犬種もあります。それが時として健康被害などと繋がってしまうこともあり、最近では極端な容姿などのための無理な繁殖は止めるべきだという動きが出ています。
いずれにせよ、犬本来の自然な姿が一番いいので純血種のブリーダー達は原点に立ち止まって考える時期が来ているのかも知れませんね。そしてそのうちそれに沿った繁殖が求められる時期が来ると思いますし、そでに来ている犬種もあります。
犬も人間と同じ
もし人間が都合によって品種改良されたらどう思いますか? きっと気持ちが悪いと思います。犬も同じで、あまりにも極端な品種改良はこれから先、色々と考えなくてはならないことがたくさん出てくると思います。