女性に大人気のキャラクター「スヌーピー」のモデルとなったのが、ビーグルです。可愛く垂れた耳や愛嬌のある性格で、アメリカでも大人気の犬種です。もちろん、日本でも根強い人気があります。
ここでは、そんなビーグル犬の歴史や特徴、飼い方などについてお伝えしましょう。
ビーグルってどんな犬?[歴史・特徴編]
ビーグル犬といえば、有名な人気キャラクターである「スヌーピー」のモデルとなったことでも知られています。実は、14世紀頃には野ウサギ狩りを手伝う犬として、イギリスで活躍していました。
嗅覚が素晴らしくて獲物の臭いを逃さず、「森の声楽家」とも評される美しい吠え声を持つのが特徴といえます。特に、昔はポケットサイズといわれる小型のビーグル犬が人気でした。
それは、女性や子供でもビーグル犬を連れていれば狩りができたからです。昔は、小型のハウンドドッグと呼ばれていましたが、16世紀頃にはビーグルという呼び方が確立しました。
ビーグル犬は、特にアメリカ人に人気があり、アメリカでの人気ランキングでは必ずベスト10入りするほどです。もちろん、発祥の地であるイギリスにも、ビーグルを愛する人々が多くいます。
そのため、ドッグショーや猟犬としての能力を競い合うイベントにおいても、よく活躍する姿が見られる犬種です。現在では、被毛が短くて耳が垂れたタイプの中型犬としての姿になっています。
ビーグルの飼い方やしつけ
ビーグルの健康を守るためにも、1日に30分程度の散歩を2回行うのがおすすめです。肥満になりやすい犬種なので、適度な運動を欠かさないことがその予防になります。
抜け毛も多いので、毎日被毛をブラッシングする習慣も付けましょう。お風呂でシャンプーをする時には、なるべく刺激の少ないタイプのシャンプー剤を使うのがいいですね。
定期的に目や耳の掃除をすることで、白内障や外耳炎などの病気にもなりにくくなります。ビーグルは、遺伝的に目や耳の病気にもなりやすいので、飼い主が気を付けてあげることが大切です。
しつけについては、性格がマイペースであるため、なかなか言うことを聞かずしつけにくい面もあります。しかし、根気よくトレーニングすることで、きちんとしつけることができるでしょう。
実は、食欲が旺盛な犬種なので、しつけをする時におやつをご褒美として与えるのは、あまり良い結果を招きません。おやつばかりを目的にするようになるからです。
できれば、飼い主の言うことに従った時には、しっかり褒めることでしつけをしていきましょう。ビーグルは、好奇心も旺盛なので、初めて会った人間や他の犬に対してもすぐにフレンドリーに接する性格を持っています。
マイペースでありながら、性格は明るくて愛嬌もあるのがビーグル犬の優れた性質です。
ビーグルのかかりやすい病気について
ビーグルは、皮膚病や目、耳の病気にかかりやすいので要注意です。もし、ビーグルが体を痒そうにしていたり、皮膚が赤みを帯びていたりした場合は、すぐに獣医師に診てもらいましょう。
また、年齢を経ることで白内障にもかかりやすくなります。白内障とは、瞳の中が白く濁ってしまって目が見えづらくなる病気ですが、見た目からはわかりにくいこともあります。
もし、愛犬の歩き方がふらふらしている、散歩中に物にぶつかる、などの異変が見られた場合は白内障が進行しているかもしれません。やはり獣医師に目を診てもらいましょう。
ビーグルは耳が垂れているため、外耳炎にもかかりやすいです。特に、湿気の多い梅雨の時期には、耳の中をこまめに掃除してあげましょう。綿棒を使用して拭くなどして、耳の中に湿気がこもらないように気を付けてあげる必要があります。
よく食べるので太りやすく、椎間板ヘルニアのような病気を引き起こすこともあるので、
ごはんを与えすぎないように注意することも大切です。病気にかかったら早めに分かるように、定期健康診断を受けさせるのもおすすめです。