飛行機

旅行に行くとき愛犬をペットホテルに預けたり、知り合いに頼んで預かってもらったりと様々な工夫をすると思います。
しかし愛犬も大事な家族ですから、一緒に旅行に連れていきたいという人もいるでしょう。
そこで今回は、ペットを船や飛行機に乗せるときのことについてお話します。

愛犬との船旅は可能だが、フェリー会社で扱い方は全く変わってくる

まずは船の話からになりますが、犬を船に乗せようと思ったら、まず利用する会社に確認をとる必要があります。
というのも、フェリーに関してはそれぞれによって対応が大きく違うからです。
一切ペットがダメなところもありますし、中型犬までなら大丈夫というところもありますし、どんな犬でも可能だという船もあるようです。

船内でのペットの居場所や料金に関しても違いがあります。
その中のいくつかご紹介しておきましょう。
日を跨いでフェリーに乗る場合、そのパターンの一つとして、愛犬と一緒の部屋に泊まれるような客室が存在する船があります。

そういった部屋には、ペット用品がしっかり準備されていて、飼い主と一緒に居られますから犬としても安心して船の旅に臨むことが出来るでしょう。
それから、ペット用のケージが用意されている場合もあります。
ケージの代金を支払い、そこにいてもらうことになりますが、この場合飼い主と離れる時間も長くなります。

船内にペットを連れていけず、車内にいてもらうところあります。
エンジンは切っていますし、エサなどをやりに行くことも難しいですから、前もって準備をしておく必要があるでしょう。

飛行機にも愛犬を乗せることは可能!

多くの航空会社でペットを連れていくことが出来るようです。
1例になりますが、空港でペットを預ける際にはペットケージに入れた状態で預けることになります。また、ペットの健康状態を事前にチェックする必要があります。
暑さに弱い短頭犬種は6月~9月の間は、預かりを断られることがあるようです。

多少のサービスはありますが、基本的に暑さ対策、寒さ対策は飼い主が行う必要があります。
また飛行機に乗っている間は、食事を与えることが出来ないため、事前に済ませましょう。
それから、事前準備として長時間ケージにいる状態に慣れさせておいた方が良いです。

どんな犬でも船や飛行機に乗せられるのか?

まず大きさに関してですが、事前に各社に問い合わせておく必要があります。
小型犬であればあるほど、大丈夫な可能性は高くなり、大型犬であるほど積載量の問題で可能性は低くなります。
ただし、犬の問題というよりもケージの大きさの問題という部分が大きいですから、家で使っているケージは使えなくても、空港で借りれば乗せることが出来る場合もあります。

それから犬種の問題もあります。少し触れていますが、飛行機や船など犬が過ごす場所には空調がない場合があります。
特に夏になると、脱水症状や熱中症などになる可能性が高くなるため、体温調節が苦手な犬種は断られるかもしれません。
具体的には夏の間は短頭犬種が禁止になるようです。

会社によっては、禁止される犬種が少なくなるところもありますが、ペットの安全を第一に考えるのであれば、禁止されていなくても暑さに弱い犬を夏場に旅行に連れていくのは控えた方が良いかもしれません。高齢や持病持ちの犬も同様でしょう。
温度調節だけではなく、音や暗闇によるストレスも考えられます。

それで亡くなるということもありますし、ケージを破って怪我をするという事例も存在しています。

犬に睡眠薬や安定剤を使用し、船や飛行機に同乗させることも

過度なストレスから愛犬を守るために、移動中は睡眠薬を使用するという方法もあります。
愛犬の性格や当日の体調次第では、薬を使用したほうが安全という場合も考えられるでしょう。しかし、睡眠薬自体にもリスクがありますから、使用する前には、メリットとデメリットを見比べたうえで、判断するようにしてください。