寝る

愛犬と一緒に寝ているという人もいれば、絶対に寝ないという人もいるでしょう。
一般的にはあまりよくないと言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。
今回は愛犬と寝るのが良いのか悪いのかを考えてみましょう。

一緒に寝るだけでは主従関係は崩れない

一緒に寝てはいけないとされる理由に、主従関係が崩れるからというものがあります。
しつけの上でも主従関係はちゃんとしておくべきですが、一緒に寝たからと言って主従関係が崩れるということはありません。
犬がリーダーと認識するときには「強さ・やさしさ・精神力・体力」などを総合して決定します。

それに安心して身を任せられる存在に対して、自分が上位になろうともしませんから、一緒に寝るとかどうかではなく、普段の関係性の方が大事なわけです。

大好きな主人と眠りたいのは自然

子犬が母犬に寄り添って寝ていたり、兄弟が重なって寝ていたりという姿を見たことがあるのではないでしょうか。
つまり、もともと群れで生活をしていた犬にとって、大好きな主人と寝たいと思うのは自然なことです。
また主人の匂いがついていて、安心感を得られるという理由もあるでしょう。

そのほかにも飼い犬が主人と一緒に寝る理由として、寒いからとか布団が好きだからなどありますが、特別な事ではないと言えます。

一緒に寝るときの注意

一緒に寝ることが悪い事ではなくても、注意すべき点があります。
例えばベッドの場合には寝ている間に落ちてケガをしないようにしないといけませんし、寝がえりで踏みつぶさないとも限りません。
近くにピアスなどあれば誤飲してしまう恐れもあります。

あとは衛生面として、一緒に寝る場合には犬も清潔にしてからにしましょう。
また抜け毛が多い犬種の場合には、毛を吸い込んでしまう可能性もありますから、一緒ではない方が良いかもしれません。
トイレマナーがあまり得意でない犬と寝るのもおすすめはできません。

犬から人に対しての感染症の危険もありますから、頭に入れておいてください。
それから、習慣化してしまうと一匹では眠れなくなる可能性があります。
友人に預けたり、ホテルにとめたり、あとは災害時などの避難場所で困ったことになりかねませんので、一匹で寝る練習は必要です。

あなたはどっち派?

愛犬と一緒に寝るといった場合には賛否が分かれ、どちらが良いとは言い難いです。
メリットとデメリットをしっかりと見極めたうえで、自分がどちらにするかを決めましょう。
愛犬と一緒に寝るのが至福だという人もいると思いますが、トラブルが起きるようならやめておいた方が無難だと言えます。