犬のしぐさもさまざまですが、「舐める」という行動はよく見かけるのではないでしょうか。
しかしこの舐めるという仕草にもさまざまな要因が隠れているかもしれないのです。
そこでこんかいは詳しく見ていきたいと思います。
愛犬が足をなめるのにはどんなサインが隠れているのか
退屈しのぎ・異物感があるという場合もあるようですが、肉球がけがをしている場合に舐めるということもあります。
場合によっては行内細菌から指の間に赤い腫れができてしまう指間炎を起こしてしまうかもしれませんので注意をしましょう。
また、アレルギー症状がみられる場合にも足をなめることがあります。
アトピー性皮膚炎をはじめ、食べ物などでも皮膚に炎症を起こしてしまう可能性があるのです。
さらには、不安だという時やストレスが溜まっているときなどにもこうした仕草が見られるでしょう。
鼻をなめる行動について
鼻をなめるという仕草も見かけることが多いのではないでしょうか。
この理由として考えられる代表的なものとしては「乾燥を防ぐため」でしょう。
特に、寝起きに舐めることが多いことでしょう。
理由については、就寝時に乾燥しているからというものになります。
嗅覚を正常に機能させるために濡れていることが多い犬の鼻ですが就寝時には渇くことが多いのです。
ですから、寝起きにすぐ鼻をなめるという犬も多いのです。
ほかには、鼻水が出ているときや、気分を落ち着かせたいときにもこの行動がみられるでしょう。
鼻水についてはアレルギーや感染症の恐れもありますので、気が付いたら一度、病院に受信をさせることが安心でしょう。
日常動作としては、何かを食べた後に口の周りに付着した食べかすを掃除するためという理由もあります。
人をなめる心理について
一般的に犬が人をなめる場合は挨拶や仲間意識・甘えたい・主人であると認めているなどといった肯定的・愛情を持った表現方法の1つなのです。
舐める部位によっての意味もあります。
叱った後などは「手」をなめることが多いのではないでしょうか。
これは犬の「許しを請う」という行動なのです。
顔をなめるのは甘えたいという気持ちや重複の気持ちからです。
顔の中でも「口」の場合は特に愛情表現が大きくなっているともいわれています。
「好き」「一緒にいて安らぎを感じている」などというときにみられる行動です。
そのほかの舐めるという行動について
まずは床です。
床は一般的には「退屈である」というサインであったり、心を落ち着かせるために見られる行動です。
また、単純に食べ物などのにおいが床に付着していてそれをなめているという場合もあるでしょう。
犬の個性の1つであるケースも考えられますので、神経質になりすぎる必要もありません。
しかしながら、何らかのストレスがかかっているということもあるようですから、普段からの行動を認識しておくことが大切です。
そして人間では見られない「自らのおしっこをなめる」ということについても触れておきましょう。
本能としてミネラルを補給したり免疫力を挙げている問うこともあるのですが、タンパクや糖が出ているという場合もありますし先同様にストレスからということもありますので気にかけておきましょう。
特に気を付けていただきたいのが「ほかの犬のおしっこをなめる」という行為です。
感染症などに罹患する可能性もありますのでしつけをして止めさせるようにしましょう。
知っておきたいなめるという行動
なめるということ1つを取り上げても実にさまざまな意味合いがあることがお分かりいただけたかと思います。
ぜひとも知っておいていただきたい部分でもあるのです。