小さい

大型犬や小型犬など犬と言っても見た目も大きさも様々ですよね。
中には小さければ小さいほどかわいい、という人もいるのではないでしょうか。
そこで、今回は小さい犬についてお話していきます。

世界最小の犬のサイズはどれくらい?

世界一であれば何でも認定するギネスには、当然世界一小さい犬も掲載されています。
動物の大きさを規定する場合、食べ過ぎさせたり痩せさせたりという行為は禁止したうえでの「体高、体長」で競います。
いま生きている中で最も小さいと言われているのが、体高6.53cm、プエルトリコで飼われているチワワのミリーです。

生後3か月ながら、3週間成長していないそうです。
普通のチワワの場合は体高が15~25cmですから、その小ささがわかるかと思います。
想像できないという人は、手のひらに乗るレベルと思ってもらって大丈夫です。

現在はギネス記録に申請しているようです。
すでに亡くなった子も含めると、体高6.5cm体長8.25㎝、体重113gのヨークシャー・テリアが記録を持っています。

体の小さい犬種ランキング

個体によって変わる部分もあり、FCIやJKCが公認しているかどうかという話もあるため、絶対とは言えませんが大まかに大きさのランキングをお教えします。

第5位ポメラニアンです。体高は22~28cmで体重は2~3kgで、フワフワの毛が特徴的です。

第4位ヨークシャー・テリアで体高22.5cm~23.5cmです。
小さいポメラニアンよりは大きくなりますが、総合的にはこちらの方が小さいでしょう。
動く宝石とも呼ばれる、美しい毛が特徴で、JKC公認の中ではチワワの次に小さい犬種になっています。

第3位は体高20~26cm、体重1.3~2.7kgのロシアン・トイ・テリアでしょうか。
ルスキー・トイとも呼ばれるロシア、モスクワ原産の愛玩犬です。

第2位チワワ。世界最小の犬種として有名ではないでしょうか。
前述しましたが体高は15~25cmほどです。
なぜ第2位なのに世界最小の犬種かというと、FCIに公認されている中で最小だからです。

第1位プラシュスキー・クリサジークです。体高は20~23cm、体重は2~2.6kg。
ミニチュアピンシャーやチワワに少し似ており、世界最小の犬種と呼ばれています。
ランクはありますが、個体差があるためあくまでも目安として考えてください。

さて、世の中には体高が20cm以下で体重が1.5~1.8kg前後のティーカッププードルというのがいます。
数字だけ見れば世界最小ですが、まず公認犬種ではありません。
それから痩せさせるなどしたトイプードルをティーカッププードルとして売っている場合があります。

さらに元となったプードルの大きくなる遺伝子を持ち、大きくなる可能性もあるため、今回はランキングからは除外させてもらいました。

「犬は小さいほど可愛い」という意見も多いが、一番は健康体であるかどうか

犬は小型化するほど体が弱くなる傾向にあります。
ギネス記録を持つヨークシャー・テリアは2歳になる前に亡くなったのだそうです。
また、小型化を目的に無理なブリーディングや、成長期に食図を減らすといったやり方をするブリーダーもいます。

トイプードルをティーカッププードルと偽って売る場合もこのようなことが行われているわけです。こういった子は小さく人気が出ますが、不健康で長生きできないかもしれません。
小さくて健康的な子もたくさんいますが。

犬を飼うときには、大きさだけにとらわれず、健康で長生きしてくれるかを見るようにしましょう。