事件の捜査をする警察犬、事故や災害などで活躍する救助犬といった犬がいますから、犬の鼻が人よりも優れているということを知らない人はいないのではないでしょうか。
加えて耳も人間よりもいいんです。
ですから、人間がなんとも思わないようなことでも、犬とっては嫌かもしれません
人間は何とも感じない事でも犬にとってはおおごとかも
年齢や犬種などで違いはありますが、人間と比べた場合犬の聴覚は4倍、嗅覚に至っては100万倍以上もあると言われています。
さらに刺激臭に限定すると、人の1億倍感知するのだそうです。
そうなると日常生活の中、知らず知らずのうちに発生させている音や匂いで、犬に嫌な思いをさせているかもしれません。
では、どんな時に「音や匂い」に驚いたり、怖がったりするのでしょうか。
犬が嫌いな音とは?
犬は原因のわからない音に対して、恐怖を覚えます。
特に大きな音が苦手です。
人は楽しむことが出来る花火の音も含めた破裂音は、犬にとっては怖い音になりますし、苦手な人もいるであろう雷の音にも恐怖します。
それから、掃除機や目覚まし時計といった、人工的な音も嫌いだと言えるでしょう。
犬が嫌いな匂いとは?
鼻が良い犬にとって刺激臭全般が嫌なにおいと言えるでしょう。
例えばタバコのにおい。人でも苦手な人は多いですが、犬の場合嫌というだけではなく、アレルギー性鼻炎になる可能性もあります。
犬はアルコールが苦手な動物であるため、アルコールも嫌いだと言えるでしょう。
匂いを嗅いだだけでもフラフラになることもあります。
気を付けたいのが、酔っぱらった人の呼気やアルコール消毒をした手などにも反応することです。
それから、音と同じで人工的なものを犬は嫌います。
野生動物だった犬は音であれ、匂いであれ、自然界にないものには嫌悪感を示します。
それは、嗅いだことのない匂いや音=危険なものだという認識があるからですね。
それから犬は柑橘系の匂いを嫌がります。
果皮に含まれる「柑橘精油」という揮発物質が犬に不快感や刺激を与えるようです。
人間は良い香りとして好むため、香水などに使われることが多いですが、犬を飼っている場合には柑橘系の香水を使用するのは止めた方が良いでしょう。
日常生活で「音や匂い」に配慮してあげしょう
嫌だからと言って、命に係わるわけではありませんが、少なからずストレスや不安を与えていることになります。
ストレスがたまれば病気になりやすくもなりますし、飼い主が気付いて出来るだけ犬の嫌がる音や匂いから遠ざけてあげましょう。
しかし雷や破裂音は避けようと思って、避けられるものでもありません。
そんな時にはおびえている犬に優しく声をかけて、危険なものではないのだと教えてあげるようにしてください。
飼い主が怖がってしまうと、余計犬も怖がってしまいます。
また掃除機や目覚まし時計なども、使用しないわけにはいかないと思います。
慣れさせることもできますから、可能であれば子犬のころからそういった音を聞かせることで、音に慣れさせるというのもいいでしょう。
細かいところで気を使う
電子機器だけでなく、ドアを強く締めた音も犬にとっては驚くような大きな音になります。
ですから、一度生活を見直して、愛犬にとって過ごしやすいかどうかを確認してみてはどうでしょうか。