頭脳・習性

世の中にはさまざまな仕事をする犬がいますが、牧羊犬についてどのくらいご存知でしょうか。映画やドラマ、小説などに登場することもありますが、その存在が身近ではないという人も多くいらっしゃると思います。
そこで、ここでは牧羊犬について簡単にご紹介します。

牧羊犬とは何か

牧羊犬の誕生はとても古く、紀元前4300年頃にさかのぼります。
もともとは家畜の誘導ではなく、人間による盗難やオオカミなどの捕食者から家畜を守るために見張りをする大型の番犬でした。しかし、時代と共に安全管理技術も向上し、外敵からの被害が減少するにつれて、羊などを誘導する時に活発な動きが出来る中型犬や小型犬種が選ばれるようになりました。

そのため、今では大型犬種は羊の群れの見張りや外敵を防ぐガーディングドッグとして、中型犬や小型犬は機敏さを活かして散らばる羊を誘導するハーディングドッグとして使い分けられています。
国によっては羊や牛などの大型の家畜だけではなく、アヒルやニワトリといった家禽類の面倒を見ることもあるそうです。

牧羊犬になれる犬とは

牧羊犬として有名な犬種は、ボーダーコリー、シェットランドシープドッグ、コリー、ジャーマンシェパードなどがいます。特に有名なのはボーダーコリーなのではないでしょうか。
牛など羊以外の家畜を誘導する牧畜犬でしたらウェルシュコーギーなど、見張りをする犬でしたらコモンドールなど、役割によって多種多様です。

ただし、牧羊犬の犬種であるからと言って、どの犬も牧羊犬になれるわけではありません
牧羊犬には適性があり、羊の2倍の距離を走れる体力があること、手のかかる羊や獰猛な羊に立ち向かう気の強さがあること、羊を脅かしてしまうようなことをしないように静かな動作が出来る冷静さといった3つの絶対条件があります。
これらの条件を満たした犬であっても、一人前の牧羊犬になるには早くて半年、遅くて1年ほどの時間がかかるようです。

日本国内で見ることができるシープドッグショーとは

牧羊犬の本場はニュージーランドなどの国外です。
そのため、日本では牧羊犬のなじみが薄くて映画やドラマ、漫画でしかイメージがわかないという人も多いはずです。

しかし、国内でもきちんと訓練された牧羊犬は存在します。
ごく少数ではありますが、牧羊犬が活躍する牧場があり、伊香保グリーン牧場、六甲山牧場、那須どうぶつ王国といった施設では、シープドッグショーといって牧羊犬の華麗な仕事を観光客に披露してくれます。

牧羊犬の賢い技を見てみましょう

牧羊犬は非常に賢い仕事をみせてくれます。日本国内でも少数ながらその素晴らしさを体感できるところがあるので、もしも興味がありましたら、ぜひともその仕事ぶりをご覧ください。