愛犬の涙やけに悩んでいる方は決して少なくはないでしょう。涙やけは、日々のケアが必要なのですが、犬種によっては涙やけになりやすい犬種もいるため、しっかりとした知識を持った上で対処をしていくことが必要となってきます。涙やけに対して、原因と対処法を知っておくことは愛犬のためになるんですね。

今回は、多くの人と犬が悩まされている涙やけについて、ご紹介したいと思います。

はじめに、涙やけの原因について知りましょう

涙やけにきちんと対処していくためには、涙やけの原因を知ることが大切です。涙やけの直接的な原因は、涙の量が必要以上に増えてしまうことです。これにより、涙が目から溢れてしまい、変色や炎症に繋がるのが涙やけです。

では、なぜ涙が必要以上に多くなってしまうのでしょうか。涙の量が増える原因には様々なものがありますが、代表的なものを挙げますと、まずそもそも愛犬がアレルギー体質であり、それにより日々の生活でアレルギーを発症してしまうことがあります。

犬も人と同様に、花粉やハウスダストにアレルギー症状を起こすときがあります。このような原因から涙が増えてしまい、涙やけになってしまうことがあります。また、アレルギーとは関係なくとも、単純に目の中にゴミやホコリが入ったことから涙の量が増えてしまうこともあります。

他にも先天的に涙腺や涙管に異常があると、涙の量が増えてしまうことがあります。また、食事に含まれる化合物が原因で涙の量が増えることもあります。このように、涙やけの原因は犬ごとに様々であるため、ご自身の愛犬の生活を注意して見守ることが涙やけ改善には欠かせません。

涙やけになりやすい犬種がいます

涙やけになりやすいか否か犬種により変わってきます。プードル、シーズー、チワワ、パグ、ブルドック、フレンチブルドッグ、ボストンテリアなどは一般的に涙やけになりやすい犬種と言われています。それは、これらの犬種は鼻先が短く、鼻と目の距離が近いことから、涙管から涙が溢れやすいためです。

また、そもそも目が大きな犬種は目にゴミやホコリが入りやすく、やっぱり涙やけになりやすい犬種であると言うことができます。涙やけが目立ちやすい犬種は、毛の色が白の犬種です。それらの愛犬を飼っている方は、常日頃から愛犬の涙やけに注意してあげてください。

愛犬の涙やけは日々のお手入れで改善できます!

このように、発症すると厄介な涙やけですが、基本的には日々のお手入れにより改善することができます。むしろこうした日々のお手入れを継続的に行なっていくことが、涙やけの予防と対策として最も確実なんですね。はじめに、愛犬の目ヤニや涙が多いと感じた場合は、それらを毎日取り除いてあげましょう。

獣医に相談すると、目の周りをケアするクリーン液を処方してくれる場合があります。それを脱脂綿に含ませて、目の周りをほぐすように拭いてあげると効果的です。このとき、目の周りを触られることに慣れていない犬の場合は嫌がることもありますが、顔まわりを撫でてあげてからゆっくりと拭いてあげると良いと思います。

また、目の周りを拭くという事後的なケアのみでなく、愛犬の体質にも着目したケアも行なってください。愛犬により何にアレルギーを持つかは様々です。獣医で診断を受け、その後に愛犬の日常生活からアレルギーの原因となる物質を取り除いていきましょう。

食事に含まれる添加物や原材料にも注意してみてください。大豆やトウモロコシが多く配合されているドッグフードが合わないという犬もいるようです。

涙やけは根本的な治療と毎日のケアを組み合わせて対処しましょう!

このように涙やけは、根本的な部分に対する治療と毎日のケアを両立させることで、大きく改善することが望めるものです。涙やけに長く悩まされているという方は、アレルギー物質などの根本的な原因に目を向けてみてください。そうすることで、涙やけはきっと完治させることができ、愛犬も快適な毎日を送ることができるようになりますよ!