犬の保険

愛犬が体調不良になった時、動物病院へ連れて行くのが、飼い主の責任だと言えます。しかしながら人の場合は保険証を提示すれば、3割負担となりますが、動物病院の場合は全額負担なので、高額になりがちです。

そのため愛犬が大きな病気にかかってしまった時には、高額な治療費がかかる可能性があります。
そこで知っておきたいのが犬にも適用されるペット保険です。ではペット保険について紹介します。

ペット保険の必要性

ペット保険とは、全額自己負担の治療費の負担を減らすための制度で、ペットが病気や怪我で治療を受ける際に発生する治療費を限度額や一定の範囲で補償する保険の事です。

どうしても愛犬も高齢になると病気にかかるリスクが高まります。
その際に全て自己負担で治療費を支払っていたら、家計を大きく圧迫してしまいます。そのため万が一に備えて、ペット保険に入っておいた方が、愛犬も飼い主も安全です。

現在スウェーデンなどは、ペット保険が普及し、半数以上の人がペット保険に加入しています。
対して日本は、ペット保険が導入されて十数年程度なので、普及しているとは言えません。
ですが、今後ペットの高齢化問題も無視する事が出来ないので、普及率を高めていく必要性があります。

ペット保険に加入する方法

ではペット保険に加入したいと思ったら、どうすればいいのでしょうか?
まずペット保険は1種類ではなく、ペット保険会社が複数存在するので、その中から自分に合った保険会社を選び必要があります。
どのような保険会社があるのかは、「ペット保険会社人気ランキング」の項目で紹介します。

ここでは、加入する保険会社を決めて、加入する際の手続きの方法について紹介します。
まず加入方法は、大きく分類すると、資料請求をし郵送で申込みをする方法とインターネットから申し込む方法があります。

初めてペット保険に加入する場合は、保険内容をよく理解するため、保険比較するために、複数の保険会社に資料を請求する事をお勧めします。
資料を読んで、自分に必要だと思う補償や月額の保険料の金額で加入するペット保険を決定します。

資料請求の中に、加入申込書が同封されているので、申込書に記入して、保険会社に郵送します。
申込書を送ると、保険会社が加入審査を行います。この審査に通れば契約が完了し、保険証が届けられます。

申込書と一緒に告知書、健康診断書、ペットの写真が必要書類となり、全てまとめて郵送します。

ただし、資料請求をしなくても、資料に書かれている情報はネットからも見る事が出来る情報です。
そのためペット保険会社のサイトから、加入申込みする事も可能です。
オンライン契約となるので、必ず契約に関する重要事項のチェック漏れがないようにしましょう。

加入申込みをすると審査が行われ、審査に通れば契約が完了となり、補償が開始されます。
オンライン契約では、クレジットカード番号とペットの写真を提出する必要があります。

ペット保険に加入するなら愛犬の年齢が若いうちがいいの?

ペット保険は、毎月の保険料が発生します。
そのためペット保険はどのタイミングで加入すればいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?

もしあなたが子犬の段階で飼い始めた場合は、即ペット保険に加入するべきです。
なぜかというと、子犬の頃が1番免疫力や体力がないため、病院にお世話になる可能性が高いからです。
また飼い主の方も、ペットを飼う事に対して慣れていない飼い主初心者な状態です。

ちょっとした異変で心配になって、病院へ連れて行くという人も多いでしょう。
その都度、治療費を全額支払っていたら、大変な事になってしまいます。
そのため0~1歳のうちは、ペット保険に加入しておきたいと言えます。

ですが成犬の状態で飼い始めたという場合は、ペット保険の加入は焦る必要はありません。
成犬は免疫力も体力もあり、健康的で病気になるリスクも低いからです。
老化が始まる前、シニア犬になる前のタイミングでペット保険に加入しておきましょう。

ここで注意点は、なぜシニア犬になる前なのかというと、シニア犬になってから新規加入する事は出来ません。
ほとんどのペット保険では、加入年齢に上限があり、必ず上限に引っかかる前に新規加入をすませておいて下さい。

ただし、年齢制限の上限に引っかからなくても、ペット保険に加入出来ない時期があるので注意して下さい。
それは病気の治療中、妊娠中、出産直後です。
あと時期ではありませんが、ワクチンの摂取をしていない場合は、加入出来ません。

ペット保険会社人気ランキング

ペット保険会社を選ぶと言われても、どんな保険会社が存在するのか知らないという飼い主も多いでしょう。
なので2018年度のペット保険人気ランキングの結果はこちら。

  1. あんしんペット

  2. うちの子

  3. アニコム損保

ランキングを紹介しているサイトによって、多少ランキングの順位が変動していますが、顔ぶれはこの3つの保険会社が人気があると言えるでしょう。

ペット保険各社、口コミ

では次は各ペット保険会社の口コミ内容を紹介していきます。
「あんしんペット」は、補償の対象が広く、回数制限や限度額の制限がないので、治療費が高額になる時にも安心、高齢になっても保険料が他と比べて安く抑えられているという口コミが目立ちました。

「うちの子」は、加入年齢の制限が12歳11ヶ月と他の保険会社で加入制限に引っかかった場合でも加入する事が出来て助かった、保険料を抑えられる50%プランがお勧めなどの口コミが目立ちました。

「アニコム損保」は他と比べると保険料は高めです。ですがその分サービス内容や積極対応がいいという口コミが目立ちました。

ペット保険アニコムは高い?安い?気になる評判をチェック

月額に支払う保険料だけ見ると、激安の保険料でサービスを提供している保険会社と比較して、高いと感じる人もいるかもしれません。
ですがサービス内容が充実している点、補償対象が広く通院でも入院でも対応してくれる、ペット保険会社の中では大手で知名度が高いため安心などの評判が聞こえてくるので、コストパフォーマンスで考えれば、高くはないと言えるでしょう。

ペット保険の見えないリスク

ペット保険に入っているから、高額な請求になっても大丈夫だと思っている人も多いでしょう。
ですがペット保険には、見えないリスクが存在します。
それは動物病院でも、ペット保険に加入している相手に対して、保険が効くから多少高額請求をしても大丈夫だと判断してしまう事です。

そのため本来は必要ない薬を投与されたり、通院させられるなど、無駄にお金を搾取される可能性はゼロではありません。
基本的に動物病院は自由診療で、動物病院が料金設定を行っているため、ペット保険に加入するだけでは不十分です。
安心して愛犬を任せる事が出来る信用出来る動物病院を選ぶ事も重要です。

ペット保険 まとめ

愛犬の寿命も延び、犬種によって異なりますが12~15歳前後となっています。
15年間一緒に暮らす場合、時には病気や怪我する事もあるでしょう。
人間もリスクに備えて保険に入るのと同じように、愛犬も家族の一因ですから、ペット保険に加入しておきましょう。

そうすれば、いざ治療費を高額請求された時も、負担を軽減する事が出来ます。