散歩の回数や距離

子犬を飼って、しばらくしたら散歩デビューをさせる必要があります。ワクチンを摂取して獣医のOKが出たら、散歩のマナーやルールを守って子犬を散歩デビューさせて下さい。散歩の距離や時間帯も子犬の様子を見ながら決めていきましょう。

子犬を飼ったばかりだと、いろいろと分からない事も多いですよね。
犬を飼ったら、一緒に散歩に行きたいと思っている人も多いでしょう。
では子犬の散歩デビューの注意点について、紹介していきます。

子犬のお散歩デビューはいつからOK?

子犬を飼って、すぐに散歩させる行為はNGです。
まだ家庭環境にも慣れていない状況で、ワクチンもまだしていないので、外にも適応出来ません。
そのため、散歩よりも先にして欲しい事は、家庭環境に慣れさせる事と、病院でワクチンを打って獣医から散歩をしても大丈夫だとお墨付きをもらってからです。

ただし散歩NG期間中であっても、子犬を抱っこして外の空気に触れさせる事はOKです。
ですがワクチンをせずに、地面を歩かせると感染症にかかるリスクがあります。
なので、子犬を飼ってから2週間程度はゲージの中で遊ばせて家庭環境に慣れてから、ワクチンを摂取し、子犬の体力と環境が整ったと獣医が判断してから散歩デビューさせるようにして下さい。

大事な「社会化期」にお散歩慣れさせる重要性

子犬に散歩をさせる意味は、単に運動をして筋力を鍛えるという事だけではありません。
散歩させるためには、外に出して他の犬や人に迷惑をかけないように、しつけを身に着けさせておく必要があります。

また犬は本来群れの中で生活する動物でもあります。
そのため散歩させる事で、縄張り意識を覚えさせる事が出来るでしょう。

他にも外の世界には、音やニオイなど刺激で溢れています。
なので子犬の心身ともに健康な成長には、散歩は欠かせないものだと言えます。
つまり子犬に散歩デビューさせる事で、子犬に様々な社会性を身に着けさせる事が出来るのです。

子犬の「恐怖期」とお散歩デビューについて

子犬の性格にもよりますが、散歩デビューをさせようとしたら、怖がられたという飼い主もいているかもしれません。
子犬には色んなモノに怖がる恐怖期と呼ばれる期間が存在しています。

その期間に無理に散歩をさせようとすると、散歩嫌いになってしまう可能性があります。
そのため絶対に無理強いはせず、子犬に散歩を徐々に慣れさせるようにして下さい。
例えば子犬が緊張していたら、話しかけたり子犬が好きなおもちゃで気を紛らわしてあげましょう。

また最初は抱っこで外の空気に慣れさせたり、ベランダで歩かせるなど段階を踏んでいくと、恐怖心は薄れていきます。

あと子犬の散歩には、ルールを設けてあげると散歩の習慣が身につきやすくなります。
散歩のルールとしてオススメなのは、散歩は食事前で排泄後に散歩させる事。
そして散歩の時間帯はいつも同じ時間帯にする事です。

散歩デビューのマナーとしては、ちゃんとワクチンを摂取してしつけを終わらせた状態で散歩デビューさせるようにして下さい。
外では排泄させない事、そして散歩中におやつは与えない事も徹底させましょう。

子犬に最適な散歩時間や散歩距離

散歩デビューをするとなると、気になるのは散歩の時間帯や距離ですよね。
散歩の時間帯は、飼い主のライフスタイルにもよりますが、早朝と夕方が望ましいと言えます。

早朝に子犬が排泄をすませた状態で、食事を与える前に散歩させましょう。
食事を与えてすぐに散歩させてしまうと、消化が上手くいかずに吐いてしまう可能性があります。
また通勤ラッシュなどの時間帯は避けたいですし、日中になると温度が上昇します。

人と比べて地面から近い犬の方が体感温度が高く、夏場は特に日中の散歩を避けないと熱中症になってしまうので、注意が必要です。

あと散歩の距離ですが、健康状態のいい成犬であれば、1~1.5時間程度歩かせても問題ありません。
ですが子犬であれば、体力がまだなくすぐに疲れてしまいます。
そのため長い距離の散歩は難しく、自宅の近くで短時間の散歩が望ましいと言えます。

目安は生後5ヶ月までの子犬で15~20分程度、6ヶ月以上になると30分程度と徐々に散歩の時間を長くしていきましょう。
ちなみに、子犬の散歩は歩いた距離に拘る必要はありません。
むしろ散歩の時間を重要視して、時間を決めて散歩させる事がポイントです。

子犬のお散歩 まとめ

子犬の散歩デビューは、ワクチンを摂取させ、しつけを身に着けて、獣医から散歩のOKをもらってから散歩デビューさせて下さい。

散歩する事を最初は怖がる子犬もいるので、無理強いはせずに徐々に慣れして散歩を習慣化させましょう。
散歩は足腰を鍛える事、脳に刺激を与える事、そして社会性を身に着ける事など、心身共に健康に成長するためには、欠かす事が出来ません。

散歩嫌いにならないように、飼い主が気を付けて散歩させて上げて下さい。