一時期、大人気となり今では安定的な人気を誇っているミニチュア・ダックスフンド。
これから家にお迎えしたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、ここでは犬のもつ特徴やスタイルについてさらには気を付けておくべきことなどについても触れていきたいと思います。
目次
ミニチュア・ダックスフンドのスタイルの特徴について
こちらはご存知の方も多いかと思いますが、もともとアナグマ専用の猟犬として存在をしていました。
それをペットとして改良されたものがミニチュア・ダックスフンドだったのです。
その歴史について見ておきましょう。
起源は古代エジプトまでさかのぼります。
壁画などにダックスフンドとよく似た絵が残されていることも有名ですが、現在のスタイルとなったのは12世紀ごろにその基礎が作られたとされています。
アナグマを狩る猟犬として生まれたことから、それにピッタリなスタイルいわゆる「胴長短足」のスタイルとなったのです。
アナグマばかりではなく、ネズミやウサギなどを狩るために19世紀にミニチュア・ダックスフンドが誕生したのです。
ダックスフンドの種類は実に幅広い
ペットとして人気となったことから、ミニチュア・ダックスフンドを思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、犬種としてはそればかりではなく、大きさから毛質が異なったものも多くいるのです。
それら種類について触れていきましょう。
「カニーヘンダックス」
胴回りが30センチ以下で体重が3.6キロから4.5キロほどのものを言います。
ダックスフンドの種類の中で一番小さいものです。
「ミニチュアダックスフンド」
胴回りが31から35センチ・体重が5キロ以下のものとなります。
「スタンダードダックス」
胴回りが35センチから45センチ・体重9キロから12キロのもので一般的なダックスフンドのことを言います。
次に、毛質について見ておきましょう。
「スムースヘアー」
つややかで短毛で細いというオーソドックスな毛質です。
「ロングヘアー」
細くて柔らかい被毛で、長く伸びている特徴があります。
「ワイヤーヘアー」
短毛で荒く固い被毛のタイプとなっています。
ダックスフンドがかかりやすい病気やけがはあるのか
まずはそのスタイルから「椎間板ヘルニア」になりやすいという点でしょう。
愛らしくも見える胴長短足というスタイルは犬の足腰にかかりやすいのです。
ヘルニアの場合、全犬種にその可能性はあるのですがダックスフンドの場合はそのリスクが高いのです。
これは成犬ばかりではなく1~2歳でも発症してしまいます。
と、同時に肥満になりやすいという傾向もあるのです。
そして、肥満の影響は糖尿病を引き起こしてしまったり先にも触れた椎間板ヘルニアの原因ともなりかねません。
コレラに対する予防対策ですが、負担がかかりすぎないように階段の昇降などといった運動を避けて、運動をさせるのであれば「平坦な場所」で行うようにさせてあげましょう。
また、肥満防止の第一の対策はやはり「栄養バランスが取れた食事」を与えることです。
この2つは必ず認識しておいていただきたい部分でもあるのです。
毛質によって犬の性格も変わる
毛質の違いは掛け合わせた犬種が違うという背景があるので性格も異なってきます。
「ロングヘアー」はスパニエル種が掛け合わされていて温厚な性格だといわれています。
「スムースヘアー」はもっとも歴史が古いために本来の特徴である活発で警戒心が強い性格です。
「ワイヤーヘアー」はテリア種が掛け合わされていますので、活発で気の強い性格を持っています。
ダックスの魅力を感じてみよう
今回はダックスについて見ていきました。
さまざまな魅力がある犬種となっていますので、一緒に暮らす際に感じてみてください。
と、同時に気を付ける部分をしっかりと抑えておきましょう。