天真爛漫で見ているだけでも癒される子犬。
そんな子犬の甘噛みが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
可愛いから許してしまう・成犬になればよくなるだろうと放置している方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、しつけをしっかりとすることが犬のためでもあるのです。
今回は甘噛みについてみていきましょう。
子犬はなぜ甘噛みをするのか
多くの犬の場合、子犬の時に甘噛みをするということが大半です。
その原因についてはいくつかあります。
それらについてまずは触れていきましょう。
歯の生え変わり
生後4~5か月あたりから8か月くらいまでは永久歯に生え変わる時期なのでする
この時期は歯がかゆくなることも多く、噛み心地のよいものをがりがりと噛んでしまうということもあるのです。
飼い主とのコミュニケート
特に手を甘噛みするケースがこれに該当するのですが、
噛めば飼い主も声を出したり身をよじったりと何かしらのアクションをおこします。
これが子犬にとっては「コミュニケーションをしてくれている」「反応をしてくれている」「構ってくれている」というサインであると受け取ってしまうのです。
かわいらしい行動といえるのかもしれませんが、徐々にエスカレートしてしまうという可能性もありますのでしつけが大切です。
噛み癖には十分に気を付けよう
甘噛みをそのままにしておくと、成犬になってもそのくせが抜けず「噛み癖」がついてしまうのです。
それは、飼い主ばかりではなく周りの人たちを噛んでけがをさせてしまう原因にもなってしまいかねません。
噛む力はどんどん強くなっているわけですから、早い段階で矯正をし、しつけをすることが大切になってくるのです。
本来であれば、母犬や兄弟犬との関係性の中で学んでいく事柄なのですが、早い段階で引き離された場合には、その力加減がわからないという犬もたくさんいるのです。
ペットショップなどにいる子犬の場合はこうしたケースに該当しやすいかもしれません。
だからこそ、人間がしっかりと教える必要があるというわけです。
甘噛みのしつけ方法について
まずは時期ですが、先に触れたように子犬から成犬になる前にしつけを行っていただくことが重要といえるのです。
具体的な方法については以下のほうなものになります。
最初に犬のストレスがたまっていないか確認しましょう。
外で遊ぶなどしてストレスを解消させてあげることが大切です。
この時にもし噛みつくような行動があれば、一度動きを止めて中断し「無視」をしましょう。
そして落ち着いたら遊びを再開していただいてかまいません。
この行動を繰り返すことによって「噛んだら遊んでもらえない」という学習をしていくのです。
また、大げさに痛がるところを見せて「よくないことである」と学習をさせるのもよいでしょう。
対策グッズも販売されています。
甘噛みを防止するスプレーやメッシュマズルなどを取り入れていくのも方法の1つでしょう。
甘噛みはしっかりとしつけよう
今回は甘噛みについてみていきました。
可愛いから許すのではなく「可愛いからこそしつける」ということが大切であるとお分かりいただけたのではないでしょうか。
犬のためにも甘噛みについて改めて考えてみましょう。