ペットショップや動物番組などで、犬が紹介されているときに、「賢い犬」だと教えられることがあるかと思います。
犬を飼ったことがない人やしつけに自信がない人の場合、賢い方がしつけがしやすいと思って家に連れて帰るかもしれません。
しかしその考えは間違っているかもしれませんよ。
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賢い犬種はしつけを徹底的にやらないと主従関係が崩れる
結論から言うと賢いと言われる犬は、しっかりしつけが出来る人でないと、手が付けられなくなります。
賢いと言うことは、確かに飼い主の命令を理解してくれると言うことでもありますが、同時に自分の利益についても考えられる犬です。
犬にとって最大の利益になるのは、その群れのリーダーになることでしょうから、自分が飼い主よりも強い存在になろうとする傾向が強くなります。
賢い人ほど扱いが難しいという点では、人もあまり変わらないかもしれませんね。
自分がリーダーになるよりも、飼い主に従っていた方が有益だと認識してもらえば、飼い主に忠実な賢く優秀な犬になるでしょう。
そうするためには、やはり社会化期までにしつけをしっかりしていないといけません。
特にド―ベルマン、ジャーマンシェパード、ボーダーコリ―などの中型犬や大型犬は力も強く、手が付けられなくなると問題を起こすことが多いため注意が必要です。
犬の飼育初心者でもしつけがしやすい犬種とは
初心者が飼育する犬として、見ておきたいのが病気のなりにくさや、お手入れのしやすさ、それから性格が穏やかな犬です。
また、大型犬よりも小型犬の方が、初心者には向いているでしょう。
以上を踏まえて何種類か犬種をご紹介します。
まずはシーズーです。陽気でおとなしい性格で、子供との相性がいいです。
無駄吠えが少ないのもしつけがしやすい要因と言えるでしょう。
ただし、皮膚が弱いのと暑さが苦手なため、夏場は特に気をかけてあげる必要があります。
次にキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。
キャバリアと略されるこの犬種は、どんな環境にも慣れてくれるのが育てやすさの一要因でしょう。
性格も陽気で明るく、それでいて人懐っこいです。
遊びが好きなため、犬と遊びたい人や遊ぶであろう子供がいる家庭にもおすすめです。
お手入れは軽いブラッシング程度で大丈夫なようです。
人気上昇中のMIX犬のしつけの難易度は予想がつかない
近年MIX犬の人気が高まっていますが、しつけという面では、なかなか気難しいところがあります。
1匹1匹の性格があるのは確かですが、犬の場合犬種によって気質はある程度決まっています。
しかし、決まった犬種ではないMIX犬は、両親どちらかの気質になるか生まれた段階ではわかりません。
例えば穏やかな性格の犬種と気性が荒い犬種のMIX犬だと、穏やかに育つのか、気が強くなるのか、両方を混ぜ合わせたような正確になるのか、育ててみないとわからないということです。
そのため親次第では、非常にしつけが難しくなる可能性があります。
話題や流行に振り回されずに相性のいい犬を選ぶ
MIX犬が流行っているから、MIXを飼おうとか、○○が人気だからそうしようではなく、今後一緒に暮らしていく存在なわけですから、自分の飼育スキルに合った犬を家族として迎え入れるようにしてください。