飼いやすい

小さくて可愛らしいチワワ。女性に人気が高く、室内犬として人気です。世話が楽で飼育しやすいとよく言われますが、実際のところどうなのでしょうか。チワワの飼い主さんたちの話を参考に検証してみましょう。

体が小さく、食事や運動量が少なくて大丈夫です

世界で代表的な小型犬なので食事量がとても少ないので食費はあまりかかりません。散歩も短時間で済むので女性や高齢者にもおすすめの犬種。しかし、世話が楽な点は多いですが、飼い主が気を付けて上げなくてはならないこともあります。

一体どのくらい食べるのか飼育経験がないと見当もつきませんが、1日にチワワの体重1キロに対して150キロカロリーの食事を与えるのが基本です。栄養素も大切です。雑食なのでなんでも食べますが、肉食動物なので動物性たんぱく質を多く与えましょう。

次に大事なのが脂質。子犬の場合は成犬の2倍の脂質が必要です。ビタミンA,B,Dなども必要なのでバランスよく与えるようにしましょう。犬の年齢によって必要な栄養素が異なるのでパピー(子犬)・アダルト(成犬)・シニア(高齢犬)用などの表示を参考にします。

生後2ヶ月は、パピーフードをふやかして食べやすくし、1日3回~4回に分けて与えましょう。4ケ月~6ヶ月になるとパピーフードを2~3回に。成長期なので栄養価の高い餌を与えましょう。多少太ってまんまるくなっても、この時期は大丈夫です。

生後8ヶ月ごろ、体の大きさが成犬に近くなってきたことを目安に餌をアダルト犬用(2~3回)に切り替えましょう。切り替えるときはいきなり全部取り換えるのではなく、パピーフードに成犬フードの割合を少しずつ増やしていくと抵抗なく代えられるでしょう。

成長期が終わったころ、1歳からは1日2回が基本です。1日に必要なカロリー摂取を心掛け、肥満にならないよう飼い主が注意しましょう。おやつを与える場合は1日の摂取カロリーの中に含めることを忘れずに。

7歳からは高齢犬なので、シニアフードを与えましょう。人間と同様年をとると基礎代謝が減るので高たんぱく低カロリーの食事にします。また消化器官も衰えているので体にやさしいドッグフードがおすすめです。

チワワに必要な運動量は1日1km、約15分程度と言われ、ペットショップでは戸外への散歩は必要ないといわれた方もいるかもしれません。確かに運動量だけを考えると室内だけで満たされるかもしれません。
しかし、あなたが愛犬をしっかりとしつけようと思うなら散歩しましょう。まず、外の世界へ出るとリフレッシュでき、免疫力も高まります。また、飼い主以外の人と触れ合うことでコミュニケーションをとる能力が身に付きます。

チワワにとって散歩は心身ともに必要な運動と言えるでしょう。

体は華奢だが、基本的には病気に強いといわれています

体が小さく骨折しやすいといわれますが、病気についてはしっかりと管理すれば強い犬種です。外傷に注意すれば愛犬と長く一緒にいられるでしょう。膝蓋骨脱臼や水頭症などかかりやすい病気もありますが、飼い主が気配りをしてあげれば予防できる病気です。

毛のタイプが2種類あります

チワワにはロングコート、スムースコートと毛のタイプが2種類あります。比較的毛が抜けやすい犬種なので毛の長いロングコートは抜け毛が気になるかもしれません。長い毛が絡まるのを防ぐ対策としては日々のブラッシングが欠かせません。

ブラッシングはスキンシップにもなり、愛犬の体調変化を知るためにも役立ちます。

気が強い面もあるが、甘えん坊で可愛い性格

個体差がありますが、チワワは飼い主に忠実な犬種です。人懐こく、活発で好奇心が旺盛なので見ていて癒されるでしょう。体の割には勇敢で大きな犬種に立ち向かう程の子もいます。甘やかしすぎず、子犬のころからきちんとしつけをしましょう。

とても飼いやすく初心者にもおすすめ

このように長時間お散歩をする必要がなく、体が小さいので食費もそれほどかからないチワワは女性や高齢者にもおすすめの犬種です。愛情を注げば忠誠心を持って飼い主にせっしてくれるのであなたの家族の一員になってくれるでしょう。