考える

犬を飼うということは、一つの命の面倒を見るということです。
ですから飼う為には相応の準備も必要ですし、自分の状況を考えておくことも大事です。
今回は犬を飼うにあたって考えたいことをご紹介します。

犬を迎え入れる前に考える事

ペットも人と同様に愛情を必要とします。ただご飯や水を与えておけばいいという存在ではありません。
そのため、しっかりと愛情を注げるだけの時間的な余裕があるのか、自分の時間を犠牲にしても犬のための時間を作れるかは考えておく必要があります。

また金銭面も無視はできません。
食事代はもちろん、定期的に病院に連れて行かないといけませんし、急な出費が必要になる場合もあります。
病気やケガになった場合に、高額な医療費がかかることも十分に考えられます。
そんな時に金銭面を理由に見捨てそうであるのなら、買わない方が良いでしょう。

また自分が住んでいる環境も再確認しましょう。
ペットを飼っていいかどうかの確認は当然として、近くに動物病院があるかとか、走り回れる公園があるかとか、実際に歩いてみて犬を散歩させている人がいるかなどを見ておいた方が良いでしょう。

自分の身に何かが起きて、入院などで飼育が一時的に困難になったときに、頼れる人や施設があるかも重要です。
信頼できる動物病院やペットホテルの場所も確認しておきましょう。

高齢者がペットを飼う問題点

高齢者でペットを飼うという人が増えてきています。
メリットもありますが、問題点も頭に入れておきましょう。
まずは気力・体力的に犬の世話が出来るかどうかは大事です。

毎日散歩に連れていく必要がありますし、衛生面でも毎日管理できるかどうは考えておく必要があります。
また老犬になると介護も必要になり、負担が大きくなることも忘れてはいけません。
それから、犬よりも先に飼い主がなくなる可能性だってあります。

自分が死んだあと残されたペットの行き先は考えておく必要があります。
もしも引き取り先が見つからず、ペットだけが取り残されてしまった場合、殺処分されます。
それに発見が遅れれば、犬が餓死してしまうこともあります。

どうしても引き取り先が見つからない時には、老犬・老描ホームというのがありますから、利用することを視野に入れておくべきでしょう。

気軽に飼うのは良くない

このほかにもしつけをちゃんとできるかという問題もあります。
考えが足りなかった場合、飼い主が困るのはもちろんですが、もしかすると他人に迷惑をかけるかもしれません。
犬がした事故の責任は飼い主にありますから、生半可な気持ちで犬を飼うのはおすすめできません。