時が流れると色々な物が変化します。
犬と人間の関係も環境も、昔に比べ色々な面で大きく変わってきています。
日本の今と昔
時間が過ぎるのは早いもので、戦後から70年ほど経ちました。
サザエさんの家庭と今の家庭を比べてみて、かなりの変化を感じられるでしょう。
現代の子はちゃぶ台なんて知りません。給料も手渡しなどではありません。
色んなものが進化し、私たちの生活も変わってきました。
- 昔、飼い犬は少なかった
- 昔の犬のエサ
- 犬の役割
- 昔は犬の知識が乏しかった
今に比べて昔は、犬を飼っている家庭がとても少なかったです。
自分たちの生活を支えるので手いっぱい、少子化になる前ですので、子供は2,3人が当たり前。
便利な電化製品なんてものはありませんので、金銭的余裕はもとより、犬の世話に割く時間もなかなか取れませんでした。
昔の犬は外にいるのが当たり前で、ドックフードではなく残飯を食べていました。
今では犬に人間の食べ物を与えるのは良くないとされています。
人間の食べ物は犬には塩分過多ですし、チョコレートやネギなど良くないものも含まれてしまいます。
現代では好きだから、癒されるからというのが犬を飼う大多数の理由です。
しかし昔は愛玩用ではなく、番犬として飼っていました。
空き巣に入った泥棒が、番犬にお尻を噛まれて逃げ去るというシーンが、昔のマンガではよくあります。
ペットとして犬を飼う人が少なければ、その知識も浅くなります。
犬にワクチンをうつという習慣はなかったので、フィラリア症や感染症の予防をしていませんでした。
病気のリスクや健康状態から、今よりも昔の犬の方がずっと寿命が短いものでした。
どちらが幸せなのか
外の寒さに耐え、残飯を与えられ、番犬の役割を求められ、寿命も短い昔の犬。
家の中で充実したペット用品に囲まれ、高価なペットフードや健康状態を考えた食事を与えられ、ただ可愛がられるだけで、長く生きる今の犬。
昔の犬は家族以外を警戒し、野生らしい生き物でした。
今の犬は人間の手に守られ、ぬくぬくと野生を忘れて生きることが出来ます。
どちらが幸せなのか、人間が決めるにはとても難しいような気がします。