メス犬は人間の赤ちゃんにとても興味を示すことをご存知でしょうか。母性本能なのではないか、というサウジアラビアの心温まるストーリーを紹介する一方で、赤ちゃんに好意的な個体ばかりではないという注意喚起もしていきましょう。
人間にもいろいろな性格の人がいる様に犬も性格は様々です。
犬は生まれたばかりの赤ちゃんに興味津々
愛犬が自分の妊娠に気が付いているのではないかと感じている女性が多いようです。妊娠し、第三者がお腹や体に触れようと愛犬が威嚇したような唸り声をあげた、という報告も多く聞かれます。愛犬が飼い主の宿した赤ちゃんを守ろうという健気な行動なのでしょうか。
まだ体系に変化がない妊娠初期のころから愛犬の態度が変わった、という声もよく聞かれます。専門家によると女性が妊娠により体のホルモンバランスが変わり、においが変化することから察するのではないか、と言われています。
赤ちゃんが最初に家に来た時から、愛犬の様子が変化し、赤ちゃんを守ろうという意識が感じられるという報告が多いように、特にメスの犬は敏感に飼い主のにおいの変化に気付き、新しい命に興味を抱くのでしょう。
そして、待望の赤ちゃんがおうちにくると飼い犬たちが大喜びして大はしゃぎすることもよくあります。特にメスの犬は母性本能が働くのか優しく赤ちゃんを見つめ、お世話しようとしている様子が分かります。
犬は人間の赤ちゃんに優しく接することが多い
犬は人間の赤ちゃんに対して母性本能を抱くことがあると言われています。それは雌だけでなく雄犬も同様の感情を持つこともあるようです。
サウジアラビアで起こったできごとです。ある野良犬が生まれたばかりの赤ちゃんを口にくわえて運び助けたという驚きのストーリーが報告されています。その赤ちゃんは何らかの理由で誕生直後にゴミ箱に捨てられた赤ちゃんだったそうです。
くわえて運ばれた赤ちゃんには噛んだ後も一切ついておらず、犬が大切に傷つけないように運んだそうです。人間の赤ちゃんをエサだと思わずに助けようとした野良犬に人々は驚き、感動したそうです。
犬は丸くて小さな赤ちゃんを犬の赤ちゃんのように感じ、大事にしなくてはならない存在だと思うことがあるようです。
眠っている赤ちゃんを守るように寄り添って寝ることもあります。また眠っている赤ちゃんが寒そうだと感じると毛布をかけてくれる犬もいるんだとか。赤ちゃんの顔をぺろぺろ舐めるのも愛情表現の1つでしょう。
しかし・・逆に赤ちゃんに攻撃的になるケースもあるので注意
今まで愛情をたっぷりくれた飼い主が赤ちゃんを産んだことに嫉妬し赤ちゃんにかみつくこともあるようです。子犬のころから可愛いからといってやりたい放題のわがままを許し、飼育しておいた犬にこのようなことが起こるようです。
決して赤ちゃんと犬を2人きりにしないようにしましょう。そして犬を飼うペットオーナーの責任としてしっかりとしつけをしなくてはなりません。特に犬よりも後に家族の仲間入りをした赤ちゃんを下に見ることが多いので危害を加えないか要注意です。
愛犬と仲良く穏やかに暮らすために
犬も家族の一員として幼いころからしっかりとしつけなくてはなりません。吠えてばかりでうるさい犬は近所迷惑ですし、噛み癖のある犬ならそのままにしておくと人間に危害を加えることも考えられます。
赤ちゃんに好意的な犬がいる反面、敵対心を持つ犬がいるのも事実。しつけに失敗した、飼い主の力ではどうにもならないという場合はドッグトレーナーに相談しましょう。犬も一員と考え、一緒に楽しく生活していけるよう心がけましょう。