犬を飼うにあたって、犬の習性を理解しておくことは大事なことです。
イメージだけが先行して、ちゃんと理解していないということもたくさんありますから、犬を飼う際には気を付けてみてみましょう。
今回はマーキングについて考えます。
マーキングについて解説!
マーキングは簡単に言えば自分の縄張りを主張するものになります。
マーキングをするときになるべく高い位置にマーキングをしていますよね。
それは、自分を大きくて強い犬だと思わせるためです。
小型犬の中には逆立ちまでする犬もいます。
縄張りとしての意味のほかにも、コミュニケーションとしての意味合いもあります。
犬の尿には様々な情報が入っていて、その匂いで「どんな犬がいつ頃そこを通ったのか」「性別や体格」などがわかるのだそうです。
雄犬が片足を挙げて排尿する=マーキング!だと認識していませんか?
縄張りはもちろん、コミュニケーションとしての意味もありますから、メスもマーキングをするということは頭に入れておきましょう。
特にメスの場合には室内ですることが多く、知らずに困ったことになったという人もいるのではないでしょうか。
オスと違ってメスの場合には、半年に1度くらいのヒート(発情期)が近くなると、マーキングを良く行うようになります。
理由としては自分が発情期であるということを知らせるためだ、と言われていますね。
マーキングにはこういう情報も含まれているわけです。
困ったマーキング行動にはしつけが必要です!
犬の本能であっても、そこかしこでマーキングをされると困りますよね。
本能的なものですから、完全にやめさせるということは難しいですが、しつけをすることで上手くコントロールはできるのです。
まずは外でのしつけの方法ですが、してはいけない場所ではリードを引いて教えてあげましょう。
それから、リードを引いてちゃんとマーキングをしなかったら褒めてあげることも大事です。
室内の場合、飼い主がリーダーであると教え込むことで、リーダーの縄張りである室内ではマーキングをしなくなります。
飼い主をリーダーと認めさせるためには、何事も人が先に行動するようにしましょう。
それから、犬の要求に応えるのではなく、こちらから要求して出来たら褒めるようにしましょう。
例えば近寄ってきたら褒めるではなく、「来い」と命令してこちらに来たら褒めるようにしてください。
とにかく人が上であると認識させる
しつけの基本は主従関係を明確にすることです。
可愛いからと甘やかすと、周りに迷惑をかけるかもしれませんから、しつけはしっかり行うようにしてください。